2011年03月03日

子宮頸がん予防ワクチン

鹿児島市議会議員へワクチン接種事業について問い合わせてみた
彼は既に昨年の市議会にて、質疑を行っていた。
鹿児島市議会の中継
http://www.kagoshima-city.stream.jfit.co.jp/vod_play.php?CNTID=21542&PREVPAGE=%CC%E1%A4%EB
と、彼の質疑書を以下に転記する。
1 「第110号議案 平成22年度鹿児島市一般会計補正予算(第5号)」中、(款)衛生費(項)保健衛生費(目)予防費の子宮頸がん予防接種事業の安心と安全について
(1)これまでの子宮頸がんにかかる当局の説明経過(2009年12月発行・保健所編集のレディースノート28ページ含む)と事業の整合
(2)2種類のワクチン(ガーダシルとサーバリックス)による死亡例の把握
(3)まず子宮頸がんの予防はワクチンの全額公費負担よりも「無料検診の回数増」を当局は(財源の有効活用・早期発見による健康被害の食い止め・治療費縮減への寄与)政策選択すべき
(4)予防ワクチン一回の基準額15,939円中、ワクチン会社の原価12,000円と、検診一回の費用比較と高額ワクチンの公衆衛生的観点からの妥当性
(5)このワクチンの安全性と必要性の認識
(6)このワクチンに医学的・疫学的な根拠と説明の準備はあるのか
(7)先の本会議答弁でも「ワクチン接種でがんにならない」といった短絡的な傾向を感じるが、接種のメリットとデメリットの把握
(8)今日まで中1から高1の接種対象者と保護者に対して性感染症にかかる、どのような知識や情報共有の取組みを当局は積み重ねてきたものか。あるいは、何の取組みもなく来月(2011年1月)に突然、接種対象者とその保護者に接種だけの周知広報を行うつもりか。市民の混乱と不安をあおる懸念
(9)子宮頸がんの弱毒性・WHOの推定(発がん性HPV感染者3億人のうち、がんになるのはわずか0.15パーセント)・HPVに感染してもはがれて治癒することも多く発病しないで治るケースが大半ということの広報状況
(10)抗体ができる前に治癒する病気にワクチンで抗体をつけて発病を防げるという医学的な証明がなされていない現状認識
(11)国の政策は「がん化する可能性が誇張」されているのではないか
(12)国は定期接種化の方向性をどのように明示しているか
(13)この予防接種事業は、誰の責任で実施されるものか
(14)副作用のため重篤な障がいが生まれた場合の国と本市の責任、よもや予防接種法上の公的責任や賠償責任を問われにくい事業設計か
(15)学校現場では知識不足のまま、半ば強制力を伴う接種推進となりかねないのではないか
(16)海外での臨床試験はいつから始まったか。日本人においての大規模な安全性と有効性の評価はまだこれからではないのか
(17)厚労省の論点整理における「ワクチンは定期的な検診の代わりではなく、ワクチンに加え、正しい知識と、何よりも早期発見のための定期的な検診受診が重要とされている」「費用対効果の正確な評価は難しい」ことの把握と見解
(18)国のファクトシートで、「HPVワクチン導入が全人口レベルで子宮頸がん患者・死亡の減少につながるかは、今後の長期にわたる調査研究が必要である」ことの把握と見解
(19)2003年に米国の連邦食品医薬品局が「HPVと子宮頸がんに関連なしとの可能性」を文書で出していることの把握と見解
(20)サーバリックスは発がん性15種のHPVのうち、16、18型に効くのではないか。日本人に比較的多い52、58型にはどのように対応できるのか
(21)接種しても子宮頸がんにかかる可能性はあるとワクチン製造のグラクソ・スミスクライン社は明言しているか
(22)すでにHPVに感染している本市の13歳から16歳に接種することのリスクあるいはデメリットの認識
(23)ワクチン成分のアジュバンドの長期的な影響は不明で実質現在も実験段階ではないか
(24)本市が13歳から16歳に接種予定のワクチンのアジュバンドはどのようなものか、サーバリックス添付文書の全文解説の必要性
(25)接種による血液中の抗体価と粘液中の免疫活性は同じか、確実な抵抗力の増加を断言できるか、本当に予防できるのか
(26)人間の脳はマウスの5倍脆弱といわれる。マウス実験で脳内の運動ニューロンを死滅させた水酸化アルミニウムの影響認識
(27)劇薬・サーバリックスの接種事業は、現状のままだと新型インフルエンザパニックの二の舞になりかねないのではないか。子宮頸がんを含む、性感染症・性教育における基本的な正しい知識・情報の提供と子宮頸がん無料検診の大幅増加という政策選択こそ、本市が主体で急ぐべき。若い世代の命に出来る限りの責任を果たすべき。

それでも、ワクチン接種の推進は止まらない・・・
残念だ。
国の言いなりの地方行政の縮図を見た。
残念だ。
子供が危ない・・・。








Posted by 淳芳堂の日記~くすり屋さんのつぶやき~ at 11:20│Comments(0)
 
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