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Posted by チェスト at

2011年04月13日

和が家のプロモーションビデオ

良い作品が出来ました!!!
  


Posted by 淳芳堂の日記~くすり屋さんのつぶやき~ at 19:19Comments(0)

2011年04月13日

薬学部6年制・・・

2006年より、薬学部が6年制となった。
これで、医療への貢献度が増すと思われた薬学部。

多くの私立大学が薬学部を新設。
多くの私立薬科大学が新設された。

そして、5年経過。
来年、6年制の新卒者が世の中へ輩出される。
約12000人の薬剤師の誕生だ。

最初から懸念されていたことは、薬学部の定員割れ。

不況の中、授業料約1200万円(年間授業料200万×6年)、
生活費約720万円(年間生活費アパート代含め120万(月10万)×6年)
合計1920万円
こんな感じで莫大な金額だ!
親御さんも授業料などなど大変だっただろう。
薬局を営まれる親御さんにとっては、
後継者を育てるのに必要不可欠な選択だ。

新設校などは教授の報酬を稼ぐためには
授業料に反映させなければならない。

授業料→教授の報酬、施設費
年貢→お殿様、大奥
税金→国会議員、官僚
それぞれ、搾取するところがあるが・・・。

薬剤師の今後について、危惧する材料は山とある。
6年学校に通った挙句、就職が無い。
社会的地位は上がらない。
よって、授業料にみあった報酬は期待できないということだ。
病院薬剤師は医療費の緊縮財政の中、医療報酬は看護師、医師へと流れ
薬剤師まで回ってこないという現実。
薬剤師を数人雇用するより、調剤サブを雇い入れ、薬剤師はチェック機能だけ果たせばよいという
システムが確立される。そうなると、より責任感が増し、報酬もアップするが、
コミュニケーションの苦手な薬剤師はそうも行かないだろう・・・。

なぜか?
私立薬学部の入試は数学、英語、化学のみ。3教科。

コレしか勉強しないですむ。
こんな、知識不足の薬剤師にコミュニケーションのコの字も無い。
要するに、国は薬剤師にそれだけ求めていないということだ。
薬さえ扱っておけば、それでよし!ということだ。

スキルアップセミナーなど、薬剤師の間で勉強会、研修会など行われているが
多分、ちんぷんかんぷんの薬剤師が8割いると思える。

医薬分業で利権だけを追求してきた薬剤師も世間から見放される日は近いと思う。

私はこれから、薬剤師になろうという人には決して将来明るい職業で無いことを告げている。

医療系大学で同じ6年間行くなら、医学部を進めている。

この国は政治力の無い薬剤師会には見向きもしない。

政治力のある看護師、医師会には媚びる。

私も世間的にも「先生」と呼ばれているが・・・。

そもそも、薬学部6年生にしたのは国会議員だ。
国会にて決定後、議員は各地で薬学部誘致作戦を展開した。
踊らされた学校法人はせっせと献金をし、誘致を受けた。

しかし、ふたを開ければ、定員割れ、偏差値の低下。
ある大学は偏差値「ボーダーレス」・・・誰でも入れる。
しかし、薬剤師国家試験合格率は最低・・・。

こういうのが、薬剤師として世の中に出ると、世間の人々は
こんなものか?薬剤師って・・。
と思う。
愛想が無い、知らないことを聞かれると知らないという。
少しでも調べることすらしない。
これ以上の知識を付けようとしない、スキルを上げようとしない。

学校薬剤師という世間様にアピールする絶好の機会すら利用しようとしない。

「ないない」だらけの薬剤師。

反論は多々あるだろうが、自分も薬剤師として反省はしている。
若い方々のご活躍をお祈りして。
この辺で締めくくります。


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Posted by 淳芳堂の日記~くすり屋さんのつぶやき~ at 12:00Comments(0)