嵐の二宮君主演
母親役 浅野温子
我が娘も、毎週欠かさず観ている。
受験生なのに・・・。
それはそれで良いとして。
欝(うつ)に悩む母親を、引越しさせることで解決しようとする。
(非常に乱暴な番組解説。)
そこで、欝(うつ)という病気について・・・。
欝に悩む家族、病院のシーンが印象的だった。
「症状が落ち着いていますから、しばらくお薬を続けましょう。」
という、医師の言葉。
多くの方はこの方法を選択するだろう。
番組内で、ある出来事から(過去に起こったトラブルからのストレス)
欝の発作みたいなのが始まりました。
そのとき思いました、
「フラッシュバック」
麻薬を使った方に見られる現象です。
治療薬を使うとこういう現象になります。
そうなんです、欝の治療薬も麻薬と同等の働きがあるということです。
症状を無理やり抑えるやり方、
麻薬は幸福感、安堵感、やる気(覚醒)的な働きを一時的に起こさせます。
欝の治療も同じです。
よって、麻薬と同じような現象をたどります。
メンタル疾患にはまず体を温める、
腹式呼吸を覚える。
そして、患者を取り囲む人たちの過干渉を避ける、
自立することを目標としないと何の解決にもなりません。
ドラマのように、引っ越しても(まだ、家が出来てませんが・・・。)
同じ境遇、同じ状況になれば「フラッシュバック」が現れます。
これが薬物治療の恐ろしさです。
クスリでコントロールされる自分のメンタルな部分。
本来の自分がクスリにより打ち消される。
まさに薬物乱用だと思います。
人間の体にはサーカディアンリズムというのがあります。
http://www.hito-rhythm.com/circadian_rhythm/index.html
詳しくは↑
人には人の「ビフィズス菌」がいるように、
人には人の「リズム」があります。
欝はこのリズムが、外的因子、内的因子によって破壊されることから始まります。
人、物、環境などが原因です。外的因子の方が強いと思います。
欝の治療は、子供の場合は出来るだけ薬は飲ませません。
それは、子供の脳は薬物依存に陥りやすいからです。
大人はそれなりに自制心を持っていますので、
薬物でもそれないにコントロールできますし、
「このままクスリを続けていて良いのか?」
という、「気付き」もあります。
治療は決して「依存的」にならず、
「能動的」(自発的)な治療行動を起こし、
(能動的に動けば治療の必要性もなくなります。)
ある、欝の少年が来ました。
統合失調症という、わけのわからない病名も病院から頂戴してました。
3年間にわたる薬物治療にもかかわらず、
昼寝て、夜起きているという昼夜逆転の生活を送っていました。
日常生活というのは、日が常識(日=太陽)となり
太陽の上がっている間に活動し、日が沈めば活動をやめるということです。
私はその少年に「クスリをやめる勇気はあるか?」とたずねました。
「(やめることは)怖いです」と、少年。
しかし、止めさせました。(20歳を過ぎていたので、本人の決断を迫りました。)
大人である自覚を持たせようとしたのです。
そして、1週間は眠れない、昼間は眠いという生活が続きましたが、
目標を持たせ、太陽光を浴びることで少年は徐々に回復しました。
その間はいろんなことがありました。
時に暴力的になり、時に自暴自棄になり、時に号泣したり。
これは、薬物依存の典型的な例ですね。
今ではちゃんと就職し、自立しています。
4年かかりました。
欝病のみならず、現代病のような精神疾患。
薬物治療での成績もかなり上がっているようですが、
治ったという見せ掛けの自分より、
心から、本心から出せる自分を見つけることも
治療だと思います。
欝は誰にでもあるんです。
だから、欝になったら「これは一つの試練だ」と
前向きに捕らえていただきたいです。
前向きに捕らえられないから、欝じゃないか!
という方もおられます。
すべての現象、症状には意味がある。
ということを前提に言ってます。
まず、これが判らないと、どんな病気も人のせいにしまったり
依存的に薬に頼っていまいます。
嬉し、楽しでいきましょう!
感謝、感謝。